紅白龍

紅白の龍を荘内神社に奉納してきました(^^) 絵を奉納するにあたってその経緯などを書いています。

最初にお伝えしたいのは、僕は宗教団体に属しているわけではありません。 特定の個人を崇拝しているわけでもありません。 この先もそんなつもりはありません。 ただ、神様を敬い感謝しながら生きている普通の普通の人間です。

それを前提に読んでいただければと思います。 僕は10年ほど前までは無神論者というくらい神様を 信じていませんでした。

バリ島に住んでいた時、バリの人たちは毎朝、毎晩神様に お祈りしていました。僕はそれを見て正直神様なんているわけ ないだろ・・・・と思っていました。 （スイマセン@rz）

しかし、今から5年ほど前ある出来事があり信じるようになりました。それはまた長くなるので今はやめておきます。

だからと言って別に神社に頻繁に行っていたわけではありません。 まぁ初詣やたまに公園に行くついでにとか、くらいでしょうか。 私が神社に頻繁に通い始めたのは1年ほど前からです。 きっかけは伊勢神宮に友人と行ったのが最初だったと思います。 外宮に朝着いたとき、今までに味わったことのないような 空気を感じました。 そのころから月に２，３回のペースで こちらの神社に通いはじめました。

最初は今流行っているパワースポットとやスピリチュアルブームの流れにのっったかんじです(笑) どこどこに行けば、どんなご利益がある。 どこどこの神社に行けばこんなご利益がある。 神社に行けば仕事もどんどん入ってくるんだ～ というご利益信仰でした。（スイマセン） 神社に行っては仕事が入りますように入ってきたらお礼参り。 そしてまた神社にいっては、今度はもっと仕事が入ってきますように、そしてまた仕事が入ってきたらお礼まいり。 その繰り返しでした。 神様を信じない人にはわかりませんが、信じてお参りしていると本当にどんどん仕事が入ってくるようになりました。

まぁそれが神様のおかげじゃないだろ～！と言われれば それまでです(笑)　べつには反論するつもりも全くありません。 どこかの宗教の人達みたいに信じなければ罰が当たるぞ！！ とも思いません。自由なんです。

僕はそこを尊重します。

ただ僕は自分の実力だと思いません。 人間なんてちっぽけな存在です。自分一人では何もできません。 いつも誰かに助けられて人と人の間で生きているから 人間だとおもうのです。

5月、金華山に行った帰りの船で石巻に住んでいる奥様としゃべっていました。（初対面です）

その方はこう言っていました。 「私は月に3，4回お参りに来ているのよ～、そしていつも感謝しているの。でもそんなの言ったら周りの人から頭おかしいんじゃないのか～！って言われるのよ～！そんな時代なのよね～」

それを聞いて僕は心の中で思いました。 月に3，4回神社にお参りして頭がおかしいんじゃないかと言われるのであれば、僕は週に2，3回お参りしているからもっと頭のおかしい人間だな・・・・・(笑)と。 まぁ人からどう思われようと、僕は神様にお願いしていっぱい仕事をしていっぱい頑張っていっぱいお金を稼ごうと思っていました。

自己啓発や引き寄せの法則、自分が思ったものは引き寄せられる。 そういうたぐいのものも沢山読んできました。 確かに、思えば引き寄せられると思います。 思考は実現すると思います。 ただ、そこに感謝の概念はあまりありません。 沢山働いて、たくさんお金を稼いで、かっこいい車に乗って いい家に住んで～！☆ それができるって素敵なことだと思います。それだけ頑張って働いている証拠だと思います。僕もそうなりたいと思っていました。そのことに関しては今でも悪いことだとは全く思っていません。

一生懸命仕事をした結果だと思います。 沢山お金を稼ぐために沢山仕事をしました。

「幸せはお金では買えない」 という言葉、頭ではわかっていても心では感じることはできないでいました。お金があればやりたいこともできるし選択肢は増える。だからもっともっとお金を稼ごうとおもっていました。

そんなある日です、湯殿山という場所でおみくじを引きました。 ちなみにおみくじって結構怖いんですよ(笑) （むやみに引かないことをお勧めします）

するとそこには物質にとらわれ過ぎて大切なものを見失いかけていると書かれていました。(笑)

その時はこんなに頑張っているのにお金を稼ぐことが悪いことなのかなと・・・・・思いました。 しかし、1か月ほど後。 湯殿山に行った帰り。山を歩いて下っているときに 心の底から幸福感があふれてきました。 揺れる草花、さえずる鳥の声、優しい風。 こんな素敵な自然に囲まれて家族みんなが無事で過ごせる。 それがとても幸せなことだと感じました。

（神様はお金を稼ぐことが悪いと言っているのではなく物質であふれた社会。その中で物質だけにこだわっていると本当に大切なものを見失ってしまうから気をつけなさいと諭していたんだと、後で気付きました） 幸せは考え方であって、いくらお金があっても買えるものではないなぁと心から感じることができた瞬間でした。

毎日食べ物があること、毎日着る服があること、毎日寝る家があること、家族が毎日無事に過ごせていること。 それに対して当たり前のように何の感謝もなく過ごしていました。 自分が稼いだお金だから。　そのお金で買ったものに対して感謝なんて何一つありませんでした。

そして、ご利益目的ばかりで神社にお参りしていた自分がとても恥ずかしくなりました。本当に自分が情けなく思いました。 何もいいことが起きない日常にこそ感謝をしなければいけなかったんだ。ということに今年気づきました(笑)

そこに気づいたのが遅いのか早いのかはわかりませんが、神社、神様という存在が私に本当に大切なものは何かというものを気づかせてくれました。 今はご利益進行はきっぱりやめて、毎日感謝をするためだけにいろいろな神社にお参りさせていただいています。 それがはたから見て気持ちわるい、変な宗教かよ！ と思われればそうかもしれません。

神様＝宗教と考える方多いですが、本当はちょっと違うんです。　

でも感謝をすることは一つも悪いことだとは思いません。 昔の人たちは神様とともに生き神様に感謝をしながら毎日過ごしていました。　僕はただそれが心から素晴らしい生き方だと感じます。 今回奉納した絵は5か月かかりました。 宮司様にお願いされたわけでもありません。 自分から絵を描かせてくだいさいとお願いしました。 つまり奉仕です。そこにお金はという概念はありません(^_^) 僕の頭がおかしいとおもいますか(笑)？ たぶんそう思う人のほうが多いと思います(笑) でも、そこにお金というものが関わってこないとだめでしょうか？ お金がすべての基準になっているからこそ、そこにお金が ないとおかしいと思われますが、今回の絵は意味が違うのです。 今回奉納させていただいた絵は神様への今までの感謝の気持ちの絵です。 3月末から初めて約5か月。 毎日本当に自分の内面と向き合うことができました。 そして生まれ変わることができました(笑) こんな素敵な機会を与えて下さった荘内神社の宮司様、 関係者の皆様、そして家族にも感謝です。 とても素敵な神社です。 そしてここで働かれいる皆様も本当に素敵な人達です。 庄内地方に行かれる際はぜひよっていただければ幸いです(^^)/